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あまのじゃく日記
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2008年5月31日(土)「証券投資の歩き方」
  山高ければ谷深しの裏返し
 昨年夏アメリカでサブプライム問題が表面化してから、世界の同時株安でご存知の通り日本が先進国で最大の下げを演じました。昨日の終値はダウ平均14338.54円と昨年夏から今年3月までの下げ幅の2分の1目前まで戻りました。
 谷が深かった分リバウンドも大きくなったと考えられ、このまま本格反騰に繋がるかは疑問です。昨日発表の4月の経済指標は、完全失業率や鉱工業生産指数などが軒並み悪化、特に横ばい圏で推移してきた雇用指標が悪くなっております。
 輸出や個人消費は指標から見ればなお底堅いものの、国内中小企業の景況感はどんどん悪化しており、2年5ヶ月ぶりに増加した完全失業者、4月の家計消費支出の前年同月比2.7%の減少、値上がりの上位の生活必需品・食品が家計を圧迫と先行き不安材料が山積してきました。
 輸出も米国向けの不振をBRICSでどこまでカバーできるか分かりません。消費の減退は実勢面から明らかで、底堅いといわれている輸出・消費にも不安材料山積で実態経済は相当怪しくなってきたと見るべきです。


 大幅に戻った株式市場も、一度目線を下げて足元を見直す時点に差し掛かっていると思うのは僕だけではないと思います。
2008年5月30日(金)「証券投資の歩き方」
  債券売り株買い
 昨日の東京はヘッジファンドなどの債券売り株買いでダウ平均は400円強急伸しました。それを受けたニューヨークも基本的にはドル高・株高・債券安の構図は同じですが、ザラバこそ100ドル以上高いところがありましたが終値は+52.19ドルでした。
 金・原油その他の資源価格が大幅下落で本来なら大幅高の場面です。米国の景気後退による需要減が背景にあるためと思われなすが、サブプライムの後遺症は払拭されたとは言いがたいようです。


 7月までに世界中の金融機関が、隠れている不良債権、証券化商品の損失を洗いざらい出さなければいけませんので、夏場の金融機関の決算では思わぬ損失が表面化することが予想されます。
 米国の住宅の値下がりが続き在庫も増えておりますので、サブプライム証券化商品の評価損は確実に膨れ上がっております。最悪期は過ぎたという楽観論が昨日あたりの輸出株の高騰となっておりますが、まだまだ一波乱も二波乱も覚悟しておいたほうが良さそうです。
2008年5月29日(木)「証券投資の歩き方」
  先物取引
 松井証券がシカゴCME(日経225先物)の取引に参入を発表しました。これでほぼ東京のマーケットも24時間日本で売買が可能になります。現在の日本時間で9:00〜15:10−16:30〜19:00−22:30〜05:00とニューヨークの取引と並行するシカゴの動きにリアルタイムで対応できることになり、投資家にとっては大歓迎です。

 ニューヨークの相場に連動している日本のマーケットが、朝まで待たずに対応できることは、寝る時間が少なくなりますが大変便利で、不自由を感じていた投資家にとって朗報です。


 世界の情勢は一晩で大きく変わります。朝起きたら大暴落などという経験も幾度もしてきました。その点リアルタイムにどこかの市場の動きに対応できることはリスクヘッジが出来る分危険の分散になり、プロのみならず一般の投資家にとっても先物取引は証券投資の欠かせない手法と言う事になります。
2008年5月28日(水)「証券等投資の歩き方」
  梅雨の季節
 九州が梅雨入りしました。先週、週足の陰線が1本で収まらないと書きましたが、どうやら相場も梅雨入りの様相です。
 昨日のニューヨークは原油・金などの下落でダウは上げました。景気指標が弱い中での上げであまり迫力がありません。最近のニューヨークは大きく下げてちょっと戻るを繰り返しており、経済の実勢悪を静かに織り込みつつあるような気がします。
 大胆な予測をすれば、ダウ14000円が夏休み前の戻りいっぱいだと思ってかかるほうが安全な気がします。


 証券投資は誰もが儲けたいと思ってかかります。欲との戦いでもあります。
 何十年か前ですが、アメリカの著名なゴルファーが自身の著書の中で「アゲインスト パー」という考え方を奨めておりました。バーディーを取ろうとしてボギーを叩くより確実にパーを狙いなさい。その副産物としてバーディーやイーグルが生まれるというものです。
 ぼくはこの言葉を証券投資の「座右の銘」としてきました。儲けたい気持ちが強いとつい無理をします。書店でもインターネットでも、こうすれば儲かる、これだけ儲けたなどの文字ばかりが目に付き、こんな言葉に簡単に騙される投資家が沢山いるんだなーとちょっと不思議な気持ちです。証券投資の鉄則は「相場を間違った時いかに損を最小に抑えられるかです。」
2008年5月27日(火)「証券投資の歩き方」
  四川地震の経済的損失
 四川大地震から2週間たってようやく直接的な経済損失に言及し始めました。エコノミストの試算で経済損失は7兆9000億円に及ぶと発表しました。
 ここまで人的被害最優先で発表されてきましたが、経済的損害についてはやっと試算が出始めたばかりで、たいていは当初の予想より日を追って上回っていく傾向があり、中国経済に及ぼす影響延いてはGDPをどれほど引き下げるかという論議になっていき、世界の株式の動向にも影響が及ぶことになります。


 ロンドンとニューヨークが休みの昨夜は、EUやニューヨークの先物は小康でした。世界のマーケットはロンドンとニューヨークの動向に左右されることだけは確かで、今週は米国の景気の先行きを占う重要な週となります。
2008年5月26日(月)「証券投資の歩き方」
  異常気象
 東京の4月の降雨量は観測史上最高になったそうです。沖縄の2週間遅れの梅雨入り、異常高温、多雨、海流の変化と昨年からずーっと異常気象が続いておりこれも温暖化の表れで、とても一時的現象とは思えません。
 気象の変動は穀物生産・水産漁獲に大きな影響を及ぼします。世界的問題となっている食糧危機にも繋がりかねず心配です。今年の梅雨は高温多湿だそうです。


 中国ではマグニチュード6.4の余震が発生しました。四川省には無届営業も含めて500とも1000とも言われる炭鉱があるそうで、これも今回の地震で壊滅的被害を受けたと報じられております。中国の地下資源がこれだけ被害を受けると、国際価格への影響も無視できません。欧米の景気減速での需要の減退を相殺して資源の価格は当面下がらず、益々インフレ圧力がかかることになりそうです。
2008年5月25日(日)「証券投資の歩き方」
  4550万人
 中国政府は四川大地震の被災者が昨日現在で4550万人に達したと発表しました。死者数も8万人に達する可能性があるとも言及しております。
 韓国の総人口は4860万人(2004年統計)なので韓国一国の人口の94%に当たる人々が被災した計算になります。言い換えると人口的には韓国一国が壊滅したことになり、中国の中でも後進地域であることを考慮しても世界経済に与える影響は、時期が時期だけに過小評価してはいけないと考えます。


 報道されているだけでも、レアメタルなどの鉱業に与える影響は地震後15〜30%値上がりしています。農産物、畜産の生産地の壊滅は食品を中心にインフレに拍車がかかります。
 欧米の景気減速がかろうじてBRICSで支えられていた中で、四川地震の影響は楽観視は禁物です。欧米の景気減速の元凶といわれる原油他資源の高騰、穀物の高騰に一段と拍車がかかることも考えられ、日本のグローバル企業のコストアップに繋がりかねません。


 東京マーケットは5月20日騰落レシオが136と高値をつけた後、週末の23日でも126と依然危険水域の上にあります。
 今週は米国の経済指数に振り回されると思いますが、週足の陰線が1本で切り返すとも思われません。波乱覚悟の1週間となりそうです。
2008年5月24日(土)「証券投資の歩き方」
  株式の先見性
 昨日ニューヨークの戻りが悪いと書きましたが、NYダウ工業株30種は−145.99と大きく下げて週足で3ヶ月ぶりの大きな陰線となりました。ここ数日のニューヨークの動きは既に悪いほうの動きを読みきっていたかのようにいいところなしでした。来週は26日がメモリアルデーで休日となる前にこれだけ思いっきり売られるのは27日から発表が相次ぐ米国住宅関連指数、4月の米個人所得・消費支出、5月の米シカゴ地区購買部協会景気指数がネガティブなものになる事の先読みのような気がします。
 週末の日経225の夜間取引は、アジア・ヨーロッパの下げ、ニューヨークダウ先物の下げを横目に見て安く終わりましたが、シカゴの先物はそれを下回って戻ってきました。


 大企業の大型起債が相次いでおりこれまでに7050億円と既に昨年一年の6600億円を上回りました。金利の先高を見越し、低いうちに資金を調達しようという動きです。市場から資金が吸収されるので株式には良いニュースとはいえません。


 それから最近の株式市場は、信用取引の取り組みが厚くなっております。信用買残が今年に入って大幅に減っているからです。信用買残が減った背景には昨年夏以降の暴落で大損をして再起不能の投資家も沢山おり、取り組みが厚いからすぐに反騰とはいきません。売りはプロの手口も多く今年に入ってずーっと横ばいで急に踏み上げに繋がるとも思いません。
 いつも経験則からの推論になりますが、ひと相場が終わって損した投資家が市場から退場し又次の相場では新しい主役が登場する今年はその端境期になると思います。
2008年5月23日(金)「証券投資の歩き方」
  戻りの悪いニューヨーク
 NYダウ工業株30種は2日続けて200ドル下げた割には昨日の戻りはプラス24.43と小幅なものでした。円ドルは102円から104円台に円安、原油・金その他の商品市況は反落と本来なら相当戻っても良さそうな環境でした。昨日の日本市場のザラバ安値からの全値戻りはニューヨークのリバウンドをある程度織り込んだ動きで期待は裏切られました。
 いよいよ景気後退を具体的に織り込むところへ差し掛かったと見るべきで、昨日のアジア株が軒並み大幅安の中で日本の上げが僕には奇異にさえ感じられました。相場は相場に聞けというところでしょうか。


 最近の商品市況の高騰は需給関係がある程度読める目に見えるもの、すなわち原油・金・穀物などへ投機資金が流れているからで、サブプライム関連の証券化商品のように世界中のプロが騙された詐欺に近いような投資案件が敬遠され穀物などに向かっている結果、昨日のタイ米の国際価格が史上最高値をつけるなど、6月に食料サミットが開かれるほど深刻な問題になりつつあります。


 輸出主導で成長してきた日本は見返りに食料を輸入に頼った結果、食料自給率が先進国最低の28%まで落ちたことは明らかで、EUも減反をやめようとしており農地を遊ばせない農業振興を国を挙げて考える時期に来ています。
2008年5月22日(木)「証券投資の歩き方」
  スタグフレーション
 ニューヨークが2日続けて200ドル下げました。原油が1バレル134ドルをつけ、株安・ドル安・債券安(金利上昇)のトリプル安に見舞われました。ここまでくればすでにスタグフレーションに入っていることは間違いありません。
 FOMCの議事録は、景気を下方修正、インフレは上方修正と利下げ打ち止め観測が出て、株の大幅安となりました。


 それにしても毎度指摘している問題ですが、講釈師は無責任です。ここ1週間日米の株が戻り高値をつけた時点でのコメンテーターの発言は「原油は値下がりする」「為替は104〜106円」「ダウは14000円固め」が主流でした。
 今朝現在でどれもみな外れです。競馬の予想ではないですけど毎日当てるなんて所詮無理な話です。予測ももう少し長いタームで見れば原油にしても数日で20%も値上がりするのは株式市場の天井圏での急騰に似ており、景気の悪化が実需の減退を招きやがて下がるはずです。本来は原油も、穀物も下がるべきところにきていたのが、ミャンマー、中国の天災で新規の需要が発生するとゆり戻されています。


 僕の経験則では景気減速がEUにもおよび、加えてBRICSにもかげりが見えておりますから、夏場にかけて株も商品も投機が沈静化すると見ています。
2008年5月21日(水)「証券投資の歩き方」
  インフレ顕在化
 昨日、日米ともに戻り高値にあるけれど、空売りまではしたくないが「買いたい弱気」だと書いたばかりですが、売っても一儲けできるほど世界の株が下がりました。しかし「買いたい弱気」にはここからの下げは絶好の買い場を与えてくれます。


 金融市場の投機資金は、ヘッジファンドを中心にアメリカのサブプライム問題に端を発した信用収縮で曲がり角に来ているといわれております。妖怪のように姿を変えた金融商品から姿の見える原油・穀物などへ大きな資金が動き、商品市況の高騰につながっております。


 今回の四川省大地震、ミャンマーのサイクロン被害、アフリカの飢饉を考えても今後の株式のひとつのテーマは、環境・水・食料であることは間違いありません。


 それにしてもあまりの被害の大きさに目を覆うばかりです。二次災害も発生しておりなお3万人が行方不明のまま、せき止められた地震ダムの決壊による二次災害から逃れるため避難命令が出されたニュースを見て、これから雨季に突入するので遺体の捜索と搬出確認は絶望のようで、ミャンマーの映像を見てもともに人災に近いものと言えるのではないかと思います。
2008年5月20日(火)「証券投資の歩き方」
  相場雑感
 長年売り買い比率50%で証券投資を続けていると、相場判断は昨日今日のような状況が一番迷うところです。外人はこの戻り高値で連日大幅買い越しです。3月の安値から年初来高値の水準まで戻したので、売り方の買戻しは一巡していると思われるので、買いそびれていた買いたい弱気筋が出てきていると考えられます。国内的には貸借倍率が日証金で1倍を切るなど、取り組みが厚くなっております。


 今まで売りで散々儲けてきた筋にはこの戻りは売りたい衝動に駆られる場面だからです。僕も売りたい気持ちを必死で抑えているところで、暴落の過程で一気に落ちたので出来高の真空地帯になっており、半値戻りの15000円もあり得ると迷っております。
 「皆で渡れば怖くない」と群集心理の働くところで、売りでも僕は皆と一緒には渡りたくないのです。
 アメリカもブッシュ大統領があれだけ小切手をばら撒いたのです。消費の下支位にはなっているので、当面はそれほど悪材料が出てこない気がして売りには二の足を踏んでおります。


 外人と同じで僕の心境は「買いたい弱気です。」
2008年5月19日(月)「証券投資の歩き方」
  小休止
 ゴールデンウィークは避けて、濃い緑に囲まれて全てを横に置いて温泉三昧の休暇を満喫しました。交通機関も空いていて移動が楽な上、宿泊先のサービスも行き届き出来たて料理を楽しみました。天気も良く、露天風呂からの空の青さと緑のコントラストが相場の事など忘れさせてくれるほど癒されました。
 大型連休に比べて予算は同じ行程で20%くらい安いが実感です。


 先週のマーケットは日米ともに週足で大きな陽線となりました。ここから又気合を入れて、夏相場を展望していきます。
2008年5月16日(金)「証券投資の歩き方」
   潮目変わった企業業績
 僕は昨年の暮からブログ上で、企業業績の今期の減益を予想して対応しておりましたので改めてニュースになっても至極当たり前に受け止めております。只、昨日・今日のニュースで上期大幅減益、下期回復のシナリオが多いですが、果たしてたった1期で上昇に転ずるのかきわめて疑問です。これからEUが景気転換の潮目を迎えた場合、米国に次いでヨーロッパのピークアウトは日本のグローバル企業に当然影響が大きく、BRICSで補えるかどうかこれからの数4半期をウォッチしなければなりません。


 ここ5週間で、景気の数値や企業業績が先行き厳しい中、外人投資家は5週連続で約1兆2000億円買い越しました。ニューヨークも5ヶ月ぶりの戻り高値、日本も年初来に接近でこの上も買ってくるのか、利益確定売りが出るのかが注目点です。
 昨年の夏の高値から3月安値の半値戻りは15000円前後なので、ここからは強弱別れるところです。相変わらず外人主導なのでどっちを向くか財布の紐は外人にしっかり握られております。
2008年5月15日(木)「証券投資の歩き方」
  3月決算発表ピーク
 45日ルールで、今日は3月決算のピークを迎えます。今期は7期ぶりにマイナスが予想されておりますが、輸出企業が為替レートを100円〜105円においているので通期これを上回れば上ぶれ要因になります。日米ともに年初来高値にあるのでココから上は戻り待ちの売り物も出やすいところです。


 大手10社の4月の投資信託残高は、購入額から解約・償還を差し引いた資金流入額は670億円の純減となりました。3月末の株式投信の純資産残高は57兆7000億円と前年同月比2.8%減少、年度ベースで株式投信の純資産残高が減少するのは、ITバブル崩壊で日経平均株価が下落した2000年度以来7年ぶりでした。
 新年度最初の4月も相場が戻ったこともあり、解約が増えたものと思われます。投資信託は、インド・中国等の新興国のファンドが直近で一番大きなマイナスを出しました。新興国の株を高騰したところで組み入れた結果で、株価の下落と円高による外貨建て資産の評価損のダブルパンチで運用成績を悪化させた結果です。

 いつも言ってきましたが、証券会社の内部にいたものとして、あくまでも僕の個人的な意見ですが投資信託は奨めないことにしております。
2008年5月14日(水)「証券投資の歩き方」
  ミャンマー・中国の大災害
 ミャンマーのサイクロン災害に次いで、中国で史上最大規模といわれる地震が起きました。軍事政権と共産党独裁の2国で起きた災害は被害の規模の正確な把握ももどかしいものです。
 一つ予測されることは食料不足によるインフレが加速する可能性があるということです。従来の株式市場は災害は買いで反応し復興景気に関与する銘柄探しをします。しかし、この度は規模も大きく犠牲者も多い点ネガティブな影響の方が大きいと思われます。本日の中国の株式市場が注目です。


 WTI の原油先物が7日連続新高値更新です。需要が減退するというニュースで一旦下げましたが切り返しての新値です。日経先物も昨日、一昨日と後場から急進しています。結局巨大な投機資金に振り回され、ネットでやっている個人投資家が儲けるのは至難の業です。


 いつも言っている事ですが、証券会社の内部事情が分かるとよいニュースもまともに信じがたいことがありすぎるのです。プロVSプロ、プロVS個人投資家のババ抜きの世界なので群集心理が働きやすい情報を流し裏を読むところまで疑心暗鬼でちょうどです。
2008年5月13日(火)「証券投資の歩き方」
 上場企業の連結業績が2009年3月期に7期ぶりの減益に転じるようです。日本経済新聞社が12日時点で今3月期予想を集計によれば、連結経常利益は前期比6.5%減になる見通しで、ITバブル崩壊の影響などで02年3月期に減益になって以来、拡大を続けてきた企業業績は転換点を迎えることになります。


 国会では、道路整備費財源特例法改正案は本日午後の衆院本会議で与党による3分の2以上の賛成多数で再可決され、成立します。NHKの調査では胡錦濤主席の帰国後も福田内閣の支持率は下げ続け起死回生とは行かなかったようで、政治も一寸先は闇の暑い季節に入ってきました。各誌の調査でも民主党支持が始めて自民を上回り、それでも福田総理はぶら下がり記者会見で「政局の運営に影響はない」と嘯いております。


 株式市場は決算発表がひと区切りのあとは景気と海外要因が相場を左右します。裁定残が減らなければ上にも行きにくく、当面先物に振り回される地合になりそうです。
2008年5月12日(月)「証券投資の歩き方」
  「逆転の発想」
 最近「逆転の発想」という言葉を目にすることがよくあります。僕が「逆転の発想」をあまのじゃく日記のタイトルとしてコンセプトしている所為かもしれません。今日もネットで〔JTB、「逆転の発想」で新旅行サイト・ウェブ開発物語〕を開設というニュースが目につきました。
 たいていの場合順風満帆の時は出てこない言葉で、壁に当たりもがき苦しんだときに生まれる言葉のようです。失敗を経験しないものには生まれてこないから思い切った施策が打てるものであることは僕自身長い経験から学び取った貴重な教訓です。
 「常識」の対極に「非常識」があるとしても、群集心理の働くマーケットでは大多数がYESの時は少数のNOに分があることを意味しており、「分が悪い」の対極にある「分がある」に近いものと思っています。これからも雑巾絞りのように絞って絞って知恵を出していきたいものです。


 一昨日も相場の予測は外れるためにあるほど当たらないと書きましたが、雑誌の評論家は当たらなくとも同情できる部分があります。記事は発売のかなり前に入稿されるから、書いてしまった後の情勢の変化に対応できないのです。おのずとそうゆうことを予測して書きますので、僕は一切参考にしない事に決めております。
 自分の財産は自分で守る、そのためには新聞くらいは隅から隅までざーっと目を通し、世の中がどちらを向いているか抑えておきたいものです。
2008年5月11日(日)「証券投資の歩き方」
  母の日
 花き市場は、種子、ビニールシート、灯油、肥料全てが値上がりで生産業者も大変です。今年のカーネーションは母の日としてはもっともコストの高いプレゼントになったようです。株式市場でも、農業関連、種子関連など上昇しているものも多く、ここからは夏以降の有望株探しに移行することになります。


 米の対中国輸出が前面解禁となりました。中国の富裕層が日本の20倍くらい高くても美味しい・安全で需要があり高級米は日本人の口に入りにくくなる事が起きるかも知れません。
 ひとたび舌が肥えると食生活も落とせなくなり、成長率が1桁に落ちると、13億人の食の問題が大きくのしかかってきます。日本は米を大増産しながら輸出と自給率UPの1石2鳥も狙えそうです。


沖縄も入梅の季節で、2号台風も発生しておりますが異常気象で大型化している台風被害に備える季節になりました。
2008年5月10日(土)「証券投資の歩き方」
  相場観と経験
 僕は四六時中、ブルームバークや日経CNBC、為替や商品のチャートを画面に出しております。ここで実感するところは、とにかくコメンテーターの予測が当たらないということです。それぞれの専門家を自負しているものが理屈をつけるのですが実相場はその通り動かないことが多く、原因の多くは中長期の流れは見通せても、「今日の相場」「今週の相場」と短期の予測をするから外れるのです。
 昨日のドル円は一日で105円台〜102円台に円が急騰しましたが、これを予測したものは1件もなかったと思います。むしろドルの安定を強調し円安・株高が支配的でした。


 僕は5月4日と5日の日記で「株式市場は最悪期は脱したと日米ともに年初来の戻り高値にありますが、あまり楽観していると足元を掬われかねません。」「このような局面では僕はいつも最悪の事態を想定して対処してきました。結果はいつも楽観論よりはましだった思いが残っております。」と書きました。長い経験に論拠して言ったまでですが結果として為替も株も、先週誰も予測しなかった水準で週末を迎えました。
 相場は生き物です。大きな群集心理が働くと上も下も大きくぶれます。特に先物が支配する投機市場(仮需市場)は益々予測どおりは行かないということです。


 以前、スマトラ沖大津波では象が1頭も死ななかったのは、経験豊かな年老いた象が若い象を全て高いところへ導いたことを書きましたが、経験した過去の事象は動物の世界でも生きています。相場にも経験が役立つことが沢山あります。
2008年5月9日(金)「証券投資の歩き方」
  中国経済
 ニューヨーク市場のADRで、東京市場の引け後に2009年3月期(米国会計基準)の連結営業利益が前期比30%減と9年ぶりに減益となりそうだと発表したトヨタは4%下落しました。北米での見通しが暗く、中国や他の新興国でカバー出来ない内容です。


 頼みの中国経済も、インフレ抑制の金融引き締めで元高・株安でも食品インフレが収まらず、高度成長にかげりが見えております。13億人という大人口と数十の民族の寄せ合い国家は小回りが利かず、働き手が出稼ぎに出て農村の生産力が落ち、人件費の高騰で中国から企業が逃げだし失業者が溢れ、それでも食の需要は高まる一方です。

 インドも似たような状況で、大人口国家は環境と食を解決出来なければ安定的成長は難しいということになります。


 日本は外人投資家の売買比率が60%ですが、中国では個人の投資家が90%といわれており、高値から半値にまで下落した香港市場などでも回復不能の打撃を受けたのは大多数の国民です。


 食のインフレが収まらない中、金融を緩めることが出来るのか、オリンピックまでは表面化しない諸問題がオリンピック後を待ち受けております。
2008年5月8日(木)「証券投資の歩き方」
  NY原油最高値
 WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は1バレル123.53ドルで取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。先週の専門家の予測は、今週は下落かとなっていたのが大幅上昇です。株と同じでプロでもなかなか当たりません。米の国際価格も上昇に拍車がかかっております。輸出国のミャンマーがサイクロンの被害で輸入に回るのではないかといわれているためです。


 戻り高値を取っていたニューヨークも200ドル以上下げて13000ドルを下回って終わりました。東京も14000円を回復しましたので利食いが入って当然です。裁定買い残高も3兆円を越えており押し目の欲しいところです。


 先週書いたようにゴールデンウィーク明けは安いというアノマリーは当たるのかどうか注目です。
2008年5月7日(水)「証券投資の歩き方」
  FX業者の破綻
 FX(外国為替証拠金取引)業者の破綻が相次いでおります。FXは基本的に売り手と買い手二人おれば取引が成立します。業者は登録制で簡単に参入できるので金融庁も業者の選別をしっかりやるよう警告しております。金融庁に登録していても資力の脆弱な業者は顧客とトラブルになり登録を抹消されたり顧客の資産を守るために破産に追い込まれるものもあります。
 先般、伝説のトレーダーとマスコミでも騒がれた者が、金融商品取引法の無登録営業で刑事告発されました。ネットには、登録・無登録入り乱れており取引業者の選定には十分な注意が必要です。悪質な業者は制度の盲点を利用していつも顧客が損をする仕組みを作っているものもあり、業者が破綻すれば大抵の場合投資資金は戻りません。


 ようやく長い休みが明けました。暗いニュースもあります。ミャンマーのサイクロンの死者が2万5千人、行方不明4万人と報じられております。
自然の力には人間は無力です。穀物も天候に大きく左右されますので、「食糧危機」は株式・商品市況にも大きな影響を与えます。


 明るいニュースは「オス・メス2頭のパンダ」が上野動物園にやってくることになりました。嬉しいことですが、冷凍ギョーザ、ガス田開発問題など肝心の案件が進展を見なければ喜びも半減です。
2008年5月6日(火)「証券投資の歩き方」
  原油WTI120ドル突破
 日本が休みの間に、ニューヨークの原油WTIが120.15ドルと史上最高値を更新しました。ロイター・ジェフリーCRB指数も413.86と先の高値に迫っております。

 連休の間に「食糧危機」に関するニュースが目に付きました。今日は又、アジア開発銀行は温暖化がアジア地域に深刻な影響を与え、東南アジアの穀物生産は2050年までに半減する恐れがあるとの試算をまとめました。
 ミャンマーを直撃したサイクロンで死者が1万人に達するとのニュースが飛び込んできました。地球温暖化が日本にも異常気象をもたらしておりますが、何度も言ってきたとおりこれからのテーマは衰退し続けている農業関連の再生と言う事は決まりも同然です。

 いままでほとんど関心を払わなかった水と食がハイテクやITなどに優先する時代に突入したといえます。


 連休は大リーグ三昧で過ごしましたが、日本人が大活躍で空いている東京で安いゴールデンウィークでした。ここ10年来大型連休は、高い、サービスが下がる、時間がかかるなどからもっぱら都心で過ごすことが多くなりました。
2008年5月5日(月)「証券投資の歩き方」
  連休雑感4
 出生数が減り続けて止まりません。婚約ダイヤモンドの販売会社の社長と話をしました。結婚業界が全て大変な状況にあると聞きました。晩婚の上少子化が拍車をかけ、ここへ来て一段と売り上げが落ち込んでいるようです。
 若者の車離れ、海外旅行の減少、不要不急のものは買わない症候群が蔓延して、一段と消費の落ち込みが顕著になってきました。
所得が増えない上これだけ日曜必需品が値上がりすれば、生活防衛に走るのは当然の成り行きです。
 特に団塊世代の二世達はあまり豊かでない親の背中を見て、周りを見ても誰も浮かれていないので財布の紐は固いようです。


 連休明けからいよいよ実体経済の先行きが楽観論者のように年末位から明るさを増すのか、もっと長期化するのかを見極める重要なポイントに差し掛かってきました。

 このような局面では僕はいつも最悪の事態を想定して対処してきました。結果はいつも楽観論よりはましだった思いが残っております。
2008年5月4日(日)「証券投資の歩き方」
  連休雑感3
 ゴールデンウィークも終盤ですが、若者の外国離れが顕著になっているそうです。いろいろな理由があると思いますが、車離れもそのまま新車販売の減少に直結しており、家族も含めて経済的にゆとりがなくなっている事が最大の理由といえます。
朝起きれば値上がりのニュースばかりで、誰の目からみても家計の圧迫は明白で、景気の先行きは悲観的にならざるを得ません。
 一方高くとも食べ物は、良質・安全が優先され益々他への消費が手控えられます。僕は大のコーヒー党ですが、外で飲むときはマックの100円コーヒーに決めております。どこにでも店がある、安くても美味しいのでスタバやドトールから足が遠のいております。僕だけでもこうですからマックが同業に与えた影響は甚大です。
100円ショップも原価の値上がりで苦戦しております。しかし食以外の消費は、悪かろー安かろーはダメで良質で安いがキーワードです。マックの戦略はそれを証明しております。


 株式市場は最悪期は脱したと日米ともに年初来の戻り高値にありますが、あまり楽観していると足元を掬われかねません。
2008年5月3日(土)「証券投資の歩き方」
  アノマリー
 東京はダウ・トピックスともに引値で2月27日の高値を抜き、1月15日以来の戻り高値となりました。シカゴ日経先物は14225円と一段高で帰ってきましたが、大発会の始値まではまだ1000円あり、何時年初来高値を取れるか、取れずにリバウンドの調整に入るか微妙な水準に差し掛かりました。

 日本は4連休でこの間の欧米の株・為替の動向が気にかかります。さすがに僕の周りは手仕舞ってゆっくりと休みを取るようです。


 金融市場には、節分天井・彼岸底とか理論的根拠はないがよく当たるとされる事態が古くから言われています。「アノマリー」です。しかし今年を見てもまるっきり当たっていないし、僕の知る限りでは最近は当たらないことの方が多いように思います。
ゴールデンウィークの後は安くなるというものもあり、これは今年は当たるかも知れません。
日本のマーケットが、世界的に見てローカルマーケットになってきており、外国のマネーで相場が決まるグローバル化で益々一般投資家が儲けるのは難しくなってきている事は避けがたい情勢です。
2008年5月2日(金)「証券投資の歩き方」
  内閣支持率
 日経新聞の調査で福田内閣支持率が21%、朝日新聞の調査で20%に下がったことが分かりました。小泉・阿部内閣でも20%ギリギリはなく、森内閣の16%以来だそうです。度々書いてきましたが、国民に背を向けて強行採決を繰り返す福田内閣は完全に死体で、そうかといって負けるのが分かっていて解散はしないだろうから、自民は首のすげ替えがきな臭くなってきました。


 昨日のニューヨークダウ工業株30種は1月3日以来4ヶ月ぶりの13000ドル回復となりました。シカゴ日経平均先物も14120円で戻ってきましたので、今日、明日で東京も14000円の回復が見られそうです。


 韓国では鳥インフルが深刻な事態になっているようです。汚染地域が東西に広がり、700万羽が処分されたと伝えられており、海一つ隔てた日本に渡り鳥が持ち込まないか非常に心配です。
 十和田湖畔で強毒性の白鳥の死骸が見つかり、今日は北海道で簡易検査陽性の死骸が見つかり本検査中で、養鶏場に拡がらないことを願うのみです。
2008年5月1日(木)「証券投資の歩き方」
  4月の月足9ヶ月ぶり陽転
 今日から5月、ガソリンが一ヶ月で値上げ前以上に高くなる予想です。ゴールデンウィーク後半は少し渋滞が緩和するかも知れません。


 FRBが0.25%金利を下げました。ザラバ150ドル上げていたニューヨークダウ工業株30種は、利下げ継続か打ち止めかで強弱別れ結局マイナス11.81で終わりました。
日銀白川新総裁は経済展望レポートで、景気にリスク要因が増えていることを背景に2008年度の実質経済成長率見通しは1.5%と、前回(昨年10月、2.1%)から下方修正しました。


 4月は月足で昨年7月以来9ヶ月ぶりで大陽線が入りました。当面は2月27日の14105.47円を越えられるかがポイントです。

 リバウンドした後は実体経済の推移を見ながら、実勢悪を織り込んで今年の後半から来年を先見する相場が始まるものと思われます。